「出会い」・・・あなたはこれまでにどんな「出会い」を体験されましたか?

 

最高の異性との出会い・・・

人生を変えるような師との出会い・・・

いい仕事ができるビジネスパートナーとの出会い・・・

出産による我が子との出会い・・・

 

こういった素晴らしい出会いは誰しもきっと一生忘れないでしょう。

 

僕自身も忘れられない「出会い」がいくらかはありますし、きっと皆さんも、そんな「出会い」が忘れられないからこそ、更なる「出会い」を求めていたりするのではないでしょうか。

 

私たち吉本歯科医院には日々数十人の患者様が来院され、初めてお越しになられる患者様も、昔から来られている、今となっては当医院スタッフと、同じ病気と闘う「戦友」のようになってらっしゃる方もいらっしゃいます。

 

その中には、この間僕のブログでお話ししたような、一生忘れないような(別にプレゼントくれたからだけではありませんよ(笑))印象に残る患者様も、僕が全く診ることがなく、歯科衛生士さん達がお口のお掃除をさせて頂く患者さんもいらっしゃいます。

 

患者さんからしても、いっぱい口の中の事で悩んで、僕たち吉本歯科医院のスタッフにいっぱい話を聞いてほしい、親身になって治療してくれるDrと「出会い」たいと思われる方も、ちょっと詰め物が取れたから、時間ももったいないし、近場の歯医者でさっとつけてほしい方もいらっしゃるでしょう。

 

日々の診療をただ漫然と行っていくだけでは、よほど印象に残ったり、ほかの患者様や、知人とのかかわりがある人ぐらいとしか「出会い」と呼べる会い方はできないかもしれません。

 

でもひょっとしたら、今はそう意識していない小さな「出会い」が10年後思い返してみたら、一生忘れえないような、すばらしい「出会い」だったと、そう思える日が来るかもしれません。

 

また、日々の小さな「出会い」を大切にしていたら、これまでなら「出会い」とも認識していなかった小さな「縁」が、「出会い」と呼べるものにまで成長するかもしれません。

そして、その「出会い」が新たな「出会い」を紡いでいってくれるかも・・・。

 

そう考えたら、日々の診療も、口の中だけじゃなく、もっともっと「人を診る」ようにして、いっぱいかかわった患者様はもちろん、そうでない患者様とも「出会い」と呼べるような会い方を、そしてできれば患者様からもいいDrや病院と「出会えた」と思っていただけるようにしていけるようにしないともったいないなと思いました。

 

これまで僕のブログでは、院長やマネージャー、技工士さんの紹介などをしてきましたが、これからは時々、素敵な「出会い」をすることができた患者様の事も書いていけたらなと考えています。

 

その第一号として、今回は、先日僕が親知らずを抜歯させていただいた小山良造様のご紹介をさせていただきます。

 

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小山様は、ご家庭では男手ひとつでお子さんを育てるやさしく良き父の面と、お仕事では「心金堂」という名の、「ご仏壇のお洗濯」を専門にするお仕事をされている実業家の面をお持ちの患者様です。

もともと母性型勉強会などに出られていた方で、吉本歯科医院のスタッフとも親交はあったのですが、診療を受けられるのは今回が初めてでした。

 

まずは、吉本歯科医院の初診の流れに沿って、まず現在のお口の中の状態を診断し、どんな状態になっているかをご説明しました。

 

吉本歯科医院の初診は

    問診票に記入していただき、お悩みが何か初診カウンセリング

    レントゲンを撮らせていただき、お口の中を全体的に診させていただく

    レントゲンの見方を説明

    現在の状態や、患者様のお悩みの原因や対処法をご説明

 

ここまでをしっかり行い、患者様にご納得頂いてからでないと絶対に診療には移りません。

 

小山様の場合は、虫歯などはほとんど見つかりませんでしたが、上顎に親知らずが残っていました。

親知らずの起こす悪影響については、当医院の患者様なら必ず一度は耳にされているのではないでしょうか?忘れちゃったという方は、ニュースレターのバックナンバーで復習してくださいね(笑)

 

ということで、親知らずのご説明をしっかりさせていただき、ご納得頂いて、後日抜歯を行いました。

 

その日の夜に小山様から、

「麻酔も抜歯も全然痛くなかったし、今もほとんど腫れていないよ。」

とのメールをいただき、一安心。

これからも、何かお口のトラブルが起きたら、いつでも診させてもらおうと思っています。

 

今回の小山様は、子育てとお仕事の両立で忙しい時間をぬって治療に通ってくださいましたが、お疲れの中でも僕たちの説明に真剣に耳を貸してくださり、スタッフにも本当に気さくに接してくださいました。

 

この気さくさと真剣さがきっと子育てと仕事の両立をうまくやっていく秘訣なのでしょう。

僕も少しは見習わなくてはいけませんねぇ。

 

先述の通り、小山様はお仏壇のクリーニングという、ちょっと珍しいお仕事をされています。

 

最近ではただ掃除するだけではなく、敬老の日などに、おばあちゃんに旅行に行っていただき、その間にお孫さんと一緒におじいちゃんのお仏壇をきれいにして、祖父母孝行しよう!!といったこともされているそうです。

 

お仏壇って一度買ったらなかなか買い替えるものではないし、長く置いていたら、掃除はしていても、塗装が剥げたり、壊れたりということは避けがたいものですが、小山さんのまじめで真剣な仕事っぷりは、きっとそれらを新品同様にして、祭られている故人の方を喜ばせることでしょう。

 

小山様に、お仕事の醍醐味をお聞きしたら、

「皆さん最初は気づかない方が多いけど、実家とかにある古い仏壇のお掃除をいっしょにお手伝いさせていただくと、その中には人の生き死にとか、自分のルーツとか、その仏壇を買った人の想いとかが詰まっていて、綺麗にしている過程で、そういったものがまるでタイムカプセルみたいに出てきたりして、依頼者の方も仏壇や故人への想いが一層強くなるのを感じるんだ。そんな時、やってて良かったと感じるよ。」

とおっしゃられていました。皆さんもおうちにご仏壇がある方は小山様と一緒にこのタイムカプセルを開けてみたらいかがでしょう?

 

こんな感じで、これからも「出会えた」患者様のご紹介もしていけたらなと思います。もし「私の事書いてよ!!」という患者様がおられましたら、いつでもどうぞ!!

 

 

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