人間、「慣れ」というのは、それぞれの環境で育っていく中で自然とそうなっていくものすよね。

 

高層ビル建設など高いところで仕事をしている人は、当然「高所」を克服し一般の人なら

目を回してしまいそうな所でも、平然とこなします。

 

荒れ狂う海に船を出し、操業する漁師もまた、船に酔うこともなくバランスを保ちながら細かな仕事をやってのけてしまいます。

 

だから、医療にたずさわる人は、傷口や骨、血を見てもなんら臆することもなく、治療を行うことができるようになります。

 

要するに、一般の人と違って、血や傷などを目にするということは日常茶飯事ということなんです。

 

ある患者さまの治療でのこと...。

 

今回の患者さまは、11歳のかわいい女の子。

 

症状は、

「これから出てくる永久歯が歯ぐきの中で、他の歯と競り合いっこしているので、出られない!

なので外科治療によって永久歯を出す!」というもの。

 

 

正直なところ、当院としても、このあたりの治療は決して難しいものでもありませんのであまり細かな説明は本人を不安がらせると判断。

 

まだ小学生ということもあり、保護者の方には十分な説明を行いましたが本人にとってはどういう治療をするかわからないんでしょう...治療当日もやや不安そう。

 

患者さまは診察台の上...

これから治療をはじめます...

 

とくに子供さんは、大人と違って、おとなしくじっとしてくれるということが期待できせんので、「むせる」「動く」「泣く」等々いろんな事態が予想されますので、院長も気を遣います。

 

きれいな服を汚してはいけません。

 

「血がいっぱい飛ぶから前掛けしましょうね」...「先生も血が飛ぶからガウン着るよ」と、院長としては優しく笑顔で言ったのですが...

 

 

女の子の表情は、まさしく

(え~~血が出るののっっっっぉ!血が飛ぶのぉ?泣)

あわてて取り繕う、私と杉本歯科衛生士!

「大丈夫だよ、そんなに出ないからね(本当です)」

 

私と杉本の心の声

「も~っ、院長!!なんでそんな言い方するんですか~???

逆に怖がるじゃない、も~う、も~う、も~う!」

 

実際、女の子はお行儀よくしてくれていたし、出血は最小限でしたし私たちとしても普段どおりに万全を期しながらも、予定どおりの治療が済みました。

 

でましたっ!

院長の「天然っ」(笑)

 

とにかく、まわりくどいことは

言えませんっ!

できませんっ!

 

治療はスピードと正確さが肝心!

手際がいいぶん、ムダな説明・行動はしないのが院長のいいところでもあり、スタッフとしては気を遣うところ。

 

ストレート!

直球勝負!

どの患者さまにもスタッフにも

とにかくっ

ウソなし!

ちゃらんぽらんな言動行動いっさいなしっ

っていうか、できません・・・・(――)。

 

 

いやはや...それにしても

マネージャーと結婚する時どう言って、くどいたんでしょうね...(――:)。

 

たぶん回りくどい言い方はしなかったんでしょうねえ。

ロマンチックな言葉もかけられないと思います。

 

好き。結婚しましょう。

ぐらいかな...。

「キミの◯◯なところが素敵だよ。できれば、将来のことをいろいろ考えたんだけど僕に

って◯◯が...」

 

絶対にないっ!(笑)

こんなドラマのような展開は考えられないっ!

たぶん直球です。

 

いい加減、話がそれましたが、ヒヤヒヤし通しの「治療」の一日でした(笑)

 

きっとこれを読んで頂いている患者さまの中にもいらっしゃるでしょう。

院長の直球な言葉に戸惑われた方が・・・・・。

 

 

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