今朝新聞を読んでいると、その中ほどに数ページを使って「香川大学(2次試験前期」受験問題」が掲載されていました。

 

そういえば、もうそんな時期なんだな~と、とても懐かしく感じ、ちょっと昔の自分の受験期が頭によみがえってきました。

 

僕も大学受験には結構苦労させられた方で、浪人もしましたし、挫折も成功も、両方を経験しました。

 

僕は広島大学の後期合格でした。

 

試験前の新聞には、志願者の倍率が出るのですが、僕の年は、結構広大に集中してしまい、最終倍率が32倍と出て、これは前期試験落ちたら後期はダメかもしれん・・・と親とショックを受けたのを覚えています。

 

しかし、前期に落ちてしまい、後期は試験が面接と小論文だったため、手ごたえはそれなりにあったものの、どのように点数化するかは試験官次第なところもあるので、合格発表まで気が休まらない日々を過ごしていました。

 

きっと受かってて、楽しい大学生活が待ってる!!と昼間は明るく考えたりできるのですが夜寝る前は、やっぱりだめでへこんでる自分しか想像できなくなったり・・・と、せっかく勉強しなくてよくなり、いっぱい遊べるし、いっぱい寝られるのに全然楽しくおもえません。

 

当日、僕は午後2時の合格発表まで家で待ってるのがつらくて、一人でスポーツジムに行って時間をつぶしていました。

 

2時過ぎに、現実を知るのが怖くて、「帰りたくないな・・・」と思って着替えながら携帯をみたら、親から山ほど着信履歴が残っていました。

 

急いでかけなおすと、何も教えてくれず、「取り合えず、焦らずゆっくり帰ってきなさい」とだけ言われ、「ひょっとしたら受かったか!?」「それとも、落ちたショックで自殺でもせんかと思って、何も言わなかったのか!?」と悶々としながら帰ったら、玄関で両親が泣きながら、「おめでとう、よかったね」と出迎えてくれました。

 

すぐにあがってインターネットの合格発表に自分の受験番号があるのを見て、僕も号泣してしまいました。

 


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夢が叶ったあの時の涙は、きっと一生忘れることはないと思います。

 

これと同じ涙を、僕は歯科医師国家試験合格発表の時も流しましたが、本当に最高の気分でした。

 

一度しかない人生で、あと何回あの日のような涙を流せるのでしょうか。

 

またあって欲しいと思います。

 

これを書いている今日は2月26日で、多くの受験生の方々は、国公立の前期試験が終わったか、ないしは面接などの2日目を戦われている頃かと思います。

 

その結果によっては、中期、後期受験に挑む方もいるでしょう。

 

吉本歯科医院でも、この時期は、矯正などの長期にわたる治療をされている患者様には、受験で他県に行かれるかどうかなどをお聞きしています。

 

ちょうど受験を迎えられている患者様も何人もいられますが、どうか一人でも多くの方が、僕のような涙をながされることを心からお祈りいたします。

 

そしていつか、僕が診させていただいた患者様の中から、「先生みたいな医者になりたくって。」と歯学部を受験してくれるような方が出てきてくれたらとてもうれしいです。

 

そう思っていただけるような医師になれるよう、僕自身も慢心せず、日々研鑽をつんでいきたいと思います。

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