年の始めの一月一日とはまた違った《一年の始まり》を意識してしまう季節と思いませんか?

 

先月、お伝えした私の前歯の治療もあとはセラミックの完成の日をみるだけとなりました。

 

完成待ちわびる春であります。

 

 

治療といえば、6歳の娘はただいま歯の矯正中で、辛抱強く矯正装置を付けて過ごしています。

 

近年、歯の矯正を必要としている子供や若い人が増えています。

 

しかし当医院にお越しの患者さまを診させていただくと年齢関係なく非常に噛み合わせがきちんと出来ていない方が多いです。

 

 

原因は多々ありますが、《咀嚼(そしゃく)》も大きな原因の一つとなっています。

 

早い話が、よく噛んで食べることができていないということです。

 

《米》という字は分解すると《八十八》と書きますが、一説には古来の日本では、神様にも御供えする《米》を食物の最もたるものとして、

食すれば八十八回よく噛むものなり、しかれば身体健やかにして...]

と咀嚼の大切さを、日本人の主食であるお米の字の中に表し、同時に《歯》という字の中にも、その重要性を説いていたといわれています。《歯》の中にも《八十八》とあります。

 

「言霊」ならぬ、まさに「字霊」ですよね。

 

と感心しながら、娘の食事を眺めていますが、とにかく噛まない、てっていうか噛めないんです(泣)

 

でも、そんな風に育ててしまったのは親(私)なんですね。

 

親の責任です。

 

以前、ある女性から「子供は神様からの預かり物で親のものではない。この預かり物を大切にしないといけない」と聞いたことがあります。

 

そうなんですよね。

 

頭では分かっているのに日々の生活におわれ余裕がないんですよね。

 

子供の身体作りまで・・・

子供は育てる親によって食も心も環境も左右されるものです。

 

親にとっては重大な仕事です。

 

《食》ということで・・・中国医学の薬善の思想に「身士不ニ」という言葉があるそうです。

 

これは「からだと気候風土は一体である」という考えを表す言葉だそうです。

 

つまり地元でとれた旬の恵を食べようということだそうです。

 

例えば、熱い夏には体を冷やしてくれる「スイカ」とか・・・

寒い冬には「さといも」など体を温める食べ物とか・・・

旬のものを旬の時期に食べるというのが最も私たち人間にあった健康法なんでしょうね。

 

そう考えると私の育った環境は非常に恵まれていました。

常にその時、畑に植わっているものしか食していませんでした。(親に環境に感謝です。)

だからとっても健康!

 

今は、お店に行けば季節に関係なくいろんな食材が売られています。

 

子供たちに旬の食材が何かなんて教えることもありませんでした。(反省)

 

これからは子供の健康な体作りのため食生活の見直しから始めようと、

娘の小学校入学を機に思いました。

 

さて、このおてんば娘もピカピカの新一年生です。

 

もう三ヶ月以上も前から、ねだり続けていたピンクのランドセルをうれしそうに背負って元気に登校しています。

 

大きなランドセルの中の教科書が娘の頭を鍛えるよりも、その重量...Kgの負荷が、《おてんば娘》の身体を鍛え、さらに《スーパーおてんば娘》にさせていくのではないだろうかと心配しています。

とにかく体を動かすことが大好き。

 

この春からは、スイミングだけでは飽き足らないのか、お兄ちゃんに混じって、剣道を始めることになりました(一年前には空手をしたいと言っていた...)。

 

まあ、お勉強はあまり期待しないことにして、まずは健やかに育ってもらいたいと願っています。

 

 

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