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今日仕事を終えてうちに帰ると、机の上に、大きめの郵便物が置かれていました。

 

しばらくamazonでお買い物した覚えもなかった僕は、またてっきりどこぞのカタログか何かかいな?と思って危うく捨ててしまそうになりましたが、一応開けてみたら、そこにはなんと

 

「2008年度 広島大学歯学部 卒業記念アルバム」!!

 

そうです、僕の大学時代の卒業アルバムが、3年の時を超え、やっとこさ完成して送られてきたのでした。・・・捨てなくてよかった。

 

うちの大学の歯学部では、入学アルバムは大学側が他の学部と一緒に作ってくれるのですが、6年制であるため、入学時一緒だったほかの学部の方々とは卒業がずれてしまうので、伝統的に卒業アルバムは学生たちが自分たちで業者に注文して、自分たちで写真を撮り、自分たちが構成などを考えて作っていくことになっています。

 

が、僕たちの年は、歯科医師国家試験が異常に難しかったり、アルバム制作委員の人たちも研修や大学院などで大変だったりして、完成までに少しばかり時間がかかっていたのでした。制作委員の皆、ごくろうさまでした。

 

ありがとう。

 

開いてみたら、懐かしい人たちの顔や、懐かしい校舎、病院・・・。

一気に大学時代にタイムスリップしたような気分になりました。

 

そこで、「広島大学 歯学部」について書いてみようと思います。

 

吉本歯科医院に来られている患者様にも、歯学部に進学を考えられていらっしゃる方や、お子様やご親戚に歯学部に興味がある方がいらっしゃるかもしれませんし、もし何かの参考になれば幸いです。

 

入試を終えて、ピカピカの一年生になったら、まずは一年間(現在は一年半になったようです)東広島の西条といういろんな意味ですごい地に送られます。

 

ここは広島大学の医療系以外の学部の校舎があり、通称「広大 本学」と呼ばれるところですが、何がすごいって、まず、山を切り崩して作られたため、大学構内が坂だらけ、そのうえ敷地面積が全国立大学中2番目に広く、校舎から別の校舎や施設に移動するのに、歩きでは結構な時間を取られるし、僕のような方向音痴は簡単に迷子になれる、とても素敵なところです。

 

 

ここで一般教養という、高校までの勉強のおさらいや、心理学やコンピューターなどといったいろんな単位を、ほかの学部の一年生たちと一緒に取っていきます。

 

ちなみに、ここでの住居は歯学部生にとっては一年ぐらいの仮住まいのようなものなので、あんまり真剣に選ぶ必要はありませんが、先述のように、この地はもともと何もなかった山のようなところに、広島大学本学が移転してきて、それに合わせて町ごとどんどん開拓されていっているようなところなので、大学構内だけじゃなく、町中が坂だらけです

 

大学の目の前のかなり広い新築物件でも5万円台と家賃の相場は安く、下は2万円台という物件もあると聞きましたが、建物そのものよりも、その立地条件をしっかり見て決めないと、毎日の通学や、ちょっとした買い物が大変なトレーニングになってしまうことになります。

 

僕は大学入試が後期合格だったため、 入学までに時間が全くなく、ほとんど地図だけ見て家を決めたのですが、地図上にかかれた「大学まで900メートル」が、まさかほぼすべて急こう配の坂道だったとは・・・。

 

行きは自転車で一息で登りきるのは困難なので、何度も降りて押さなくてはならず、1キロ足らずに1520かかり、帰りは加速がちょっと怖いくらいですが、1~2分で帰りつける素敵なマイホームで一年を過ごしました。

 

途中から車を持って行ったので、なんとかなりましたが、主な買い物の場所もすべて坂の上の方にあったので、自転車しかなかったら近くのコンビニだけで生活する引きこもりになってしまうところでした。

 

と、大変なことばかり書きましたが、ここでの一年間は、大学生活6年間の中で、最ものどかで、自由な時間でもありました。

 

2年生からではほとんど交流の持てない他学部の人たちと仲良くなったりできるのもこの時期の大きなメリットです。

 

ほとんどの人が一人暮らしビギナーなので、友達と、洗濯や、料理や、生活の知恵を出し合って助け合いながら、少しづつ大学生活というものに馴染んでいく、そんな時期でした。

 

僕もこの時期に親のありがたみと、皺にならない洗濯物の干し方を学びました(笑)

 

次回は2年生以降の本格的に歯学部らしい生活について書いてみようかと思います。

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