経験と知識

 今...昼休みです。時間的には...(T ^ T)

ゆったりとした時間のなか、優雅に昼ごはんを食べています...みんなは...(T ^ T)

 

そんな中、私はお弁当を5分で切り上げ、パソコンないからiPhoneで、昼休みの残り時間と戦いながらこれを書いています(/ _ ; )iPhoneのタッチパネルがこれ程もどかしく感じたのは初めてです()

 

今日は11月の終わり頃、きっとこの原稿は12月号に載る事になるんだと思います。今日が、原稿〆切日なので今がんばってるのですが、別に私が〆切に遅れたり、忘れてたわけではありません。めちゃくちゃがんばっで書いた「歯周病ってなんだろう」という記事が、めでたく()本文に昇格いたしまして、コラム用のがまた別に必要になってしまったのです。

 

前回書いた抗生物質の記事が、たくさんの患者様に呼んでいただけて、診療中に「こないだの記事みたよ~あんなこと知らなかった。薬で途中でやめたらダメなんだね。」と声をかけてくださる方もいらして、とても嬉しかったので、今回の超大作()「歯周病ってなんだろう」もたくさんの方から読んでいただけたらこないだ4時間近くがんばった甲斐も、今日お昼にタッチパネルを連打しまくっている苦労も報われます()

 

となが~い前置きはここまでにして、今回のコラムのテーマは「知識と経験」についてです。

 

歯医者という職業はなるまでに大学である程度のベーシックな知識は学びますが、実際それだけでは日々の診療を行うにはまるで足らず、診療をしながら患者様から得させていただく経験と、勉強会や書物などから自分自分で学ぶ知識とをバランスよく摂取し続けなくてはなりません。

 

私も及ばずながら、日々の診療で経験を得ながら、足りない知識を香川大学の勉強会に参加したり、矯正の講習会に行ってみたり、色んな教科書を読んで補っています。

 

そんな中、私は最近、審美歯科学会という、歯やお口、ひいては笑顔を綺麗にできる勉強をする学会に入会したのと、矯正の勉強会に参加し始めたのでそれらに関する専門書を何冊かよみふけっていたのですが、その中に、聞き覚えのあることがいくつか載っていてビックリしました。

 

それは、「噛める位置と噛みたい位置を同じにしてあげることが、長い目で見て体にも、顎にも、歯にも負担が少ない、その人に合った状態である。」(実際にはもっと専門用語連発で、根拠となる論文や写真なんかも載ってました。)

とか、

「歯や噛み合わせがきちんとしていたら、噛むことによる衝撃は頭のてっぺんに行って、脳などに影響を及ぼさないが、歯の向きや並び方、噛み合わせがわるいと、その衝撃は頭痛やめまいをはじめとする様々な不具合を及ぼす。」(これまた本には難し~く書いていました(^_^;))

といったことでした。

私は院長がいつも患者様に説明する時に、「歯の並んでる位置と噛みたい位置が違うね~」とか、「噛み合わせと全身への影響はね~」といった話をしているのを毎日のように聞いているので、すんなり受け入れられましたが、こんな話は大学では全く習うことはなく、多くの先生は聞けばビックリするかもしれないような内容だったかもしれません。

 

それだけ高度で、歯だけの知識ではなく、顎や全身までの総合した知識を必要とする話でしたが、僕がビックリしたのは、院長はそれらと同じ答えを、これらの本などを読んだわけではなく、それ以外の色んな勉強や経験から自分で発見して話していたと言う事でした。

 

日々の診療を適当にこなしたり、勉強をおざなりにしていては、決してたどり着けない答えです。

同時に、そういった研究をされている先生方も、臨床の第一線で働いている院長も道は違えどたどり着いた答えは同じであった事にも驚きました。

 

私もまだまだ歯科医師として成長過程ですが、日々の経験も知識もしっかり蓄えて、院長のような高く広いレベルで診療を行えるようがんばっていきたいと思います。

 

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