最近インプラント治療が一段落つかれた患者様から、「ニュースレターのコラム、毎回読んでるよ」というありがたいお言葉をいただきました。
なんとその患者様、ぼくが 以前書いた「神様のカルテ」という本の話をお読みになられ、本屋さんで探して下さったそうです。
毎月ネタがない~ネタがない~といいながら
書いているこの拙い文章も、わずかでもこうやって読んで下さる方がいると思うと、頑張ったかいがあったな~と思えて、本当にうれしかったです。
さて、先月号で書かせていただいた(・・・ハズです。これを書いているときにはまだ"先月号"は出ていませんが)「勉強論(笑)」の最後で、新しいステップアップのため、新しい勉強の場を考えているというお話をさせていただいていました。今回のお話はこれについてもう少し詳しく書いていこうと思います。
僕は去年1年間で、世界最高峰のインプラントメーカーで、当院でも使用しているノーベルバイオケア社のアドバンスコースと、日本にインプラントという技術を持ち込み、多くの噛めない患者様にもう一度食べる楽しみを味わえる希望をもたらした、"インプラントの神"小宮山先生のベーシックコースを受講し、少しずつですがインプラントについて知識を蓄え始めました。
今年ももっとレベルアップしたいなと思っていたところに、香川大学の歯科口腔外科が(社)日本口腔インプラント学会の指定研修施設に認定されたことを受けて、インプラントの臨床専門医養成コースが開設されるという情報をいただきました。
これは2年間かけて多くのセミナーやケースカンファレンス、臨床見学や治療を経験できる講習会で、これを受講すると同時に、当院院長も会員になっている(社)日本口腔インプラント学会の会員となり、将来この学会の認証医や、専門医を目指して勉強していこうというものです。
また、これに参加するということは、同時に香川大学医学部付属病院の歯科口腔外科に籍を置かせていただくということでもあり、香川で口腔外科を行っておられる先生方との新しい出会いや、多くの学びが得られると思います。
学生時代は、みんなで一緒に授業を受けることなんて当たり前に思っていたけれど、卒業してみると中々そんな機会はないもので、当医院には院長がいるので教師には困りませんが、勉強というと、基本一人でやるようになっていたので、このコースを受講されるほかの先生方と机を並べて講義を受けるというのはなんだか新鮮な気がして楽しみです。
皆さんきっと向上心を持って来られる方ばかりでしょうから、きっといい刺激も受けられるのではと思っています。
当医院では、通ってくださる患者様と、院長の技術と理念のおかげで、多くのインプラント治療を学ぶことができる環境にあります。このせっかくの環境でできるだけ多くの事を、余すことなく吸収できるようにするために、この講習会を含め、いっぱい勉強して、しっかりとした基礎を構築していけたらなと思います。