カウンセラーのなんてできない】

 

昔の私を知っている人は、みんな口をそろえてこう言うと思います。

私自身もそう思っていました。

 

吉本歯科で働きはじめ、突然任された「カウンセラー」という役職。

 

歯科助手の経験も人並みにこなすことができるようになり充実していたと感じていただけに、この役職は私にとってプレッシャー以外のなにものでもありません。

 

新しいスタッフも入社してきたばかりで、まだまだスタッフ間でもコミュニケーションが十分に図られていない時期でもありましたし、その重圧に家では泣いていたこともありました。

 

一度は上司に「辞めたい」と相談もしました。

 

これまでの経験や医師の処置を実践で学んできて「歯」と向かい合ってきましたが、「患者さま」とのコミュニケーションを図りながらインプラントなどあらゆる知識にも精通していかなければいけないというプレッシャーは、精神的にも技術的にも相当の覚悟と努力が必要と思いました。

 

また、社内でも中間職という職でいろんな調整が私につとまるのだろうかという気持ちがますます私を追いつめていたように思います。

 

 

 

現在、私にはもうじき13歳の長男と6歳の娘がいます。

 

思い起こしてみても感情的に下の娘を怒ったことはあまりありませんが、長男には、幼児期に、ちょっとしたことで感情的にしかったり時には体罰を加えたりすることがあったと思います。

 

ある意味虐待ですよね。

 

小さな子供は文句を言わない弱い立場ですから、ガミガミいうことで自分のストレスをぶつけていたかもしれないと、今思えば反省しきりです。

 

でも、すっきりしたら子供を抱きしめて「大好きよ」って言う...要するに、いいように子供を利用していたのかもしれません。

 

最低な母親でした

 

そういう少し荒(すさ)んでいた自分がいやで心の中で、いつも「こんな母親ではだめだ」という思いがありました。

 

まさに、仕事のストレスと家庭のストレスが負のスパイラルを起こしていたのでしょう。

 

極度の便秘に悩んだり、眠れなかったり、身体的にも絶不調でもありました。

 

30歳くらいまでは、職場での自分といえば「これは違うよな~、おかしいよ」って思っていても自分の気持ちを押し殺して相手に合わせることも多々ありました。

 

相手に合わすことで対人関係が上手くいき、結果的に相手に好かれると思っていたからだと思います。振り返ってみますと、誰にでも「森下さんっていい人ね」って思われたかったんだとおもいます。

 

要するにいい子ぶっていたと思います。

 

でも職場で「いい人」を演じると家に帰ったらグッタリ疲れきっているので、当然その怒りの矛先は「弱い立場の子供たち」になる訳です。

 

 

 

そんな時、吉本歯科医院に就職しました。

 

悩んでいるのは、私だけではなかった。

 

吉本歯科医院も大きく変わろうとしていた

 

スタッフみんながすべてをさらけ出し、自分の中にため込んでいたものをオープンにしたことでゼロからスタートすることができました。

 

多分に、院長・マネージャー・池田先生らの言葉が肩の荷を軽くしてくれました。

 

「森下さんは思った通りにやっていいのよ。

それがあなたのいいところ(笑顔)。」

 

仕事のストレス(勉強したり研修したり学ぶことがた~くさん)はあるけれど、

自然な私がだせるようになりました。

 

本来の私(飾らない私)になれたこと。

 

飾らないから演じなくていいんです

 

演じないからストレスにならない。

 

そうなると家に帰っても子供との関係がぴりぴりしてないから、自然と子供も私も笑顔が増え会話が増えていきます。

 

よく「子育てと仕事の両立大変ですね」って言われます。

 

今の私の答えは「いえそれほどでもない」です。

 

でも以前の私なら「も~大変です。自分の時間がほしい。子供なんていない方がいいです

っていう答えだったでしょう。

子育てを苦労と思うかそう思わないかは

心が前を向いているか後ろを向いているかではないでしょうか。

 

不安はいっぱいありますが、余計な事を考えないようにしています。

 

自然体でいきたいと。

 

私は、言いたいことをズバズバ言ってしまいます。

 

一番私が嫌いで直したいところなんですが、この職場では、院長をはじめみんが私に言ってくれる

ことば...

 

「森下さんは、そのままでいいのよ

 

...これが母性型!また、この仕事前向きに頑張れます。

 

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